名古屋駅・名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅・栄駅・金山駅がある。市内の鉄道利用については、市内主要地域の大部分をカバーする地下鉄が圧倒的である。その他の鉄道3社は名古屋駅等市内中心部主要駅と郊外都市との連絡が中心で、市内相互輸送については名鉄本線名古屋~神宮前、JR中央線名古屋~大曽根を除き、首都圏に比べ日常的な利用はさほど多いとはいえない。また、自動車通勤の抑制を期待して整備された西名古屋港線(あおなみ線)だが、運営する第三セクター名古屋臨海高速鉄道の当初の利用予測を大きく下回っており、苦しい経営が続いている。
バス利用についても市バスが路線密度の高さから最も多くの利用者を集めているが、自家用車の攻勢や地下鉄との路線重複等もあり、大部分の路線が赤字である。このため名古屋市交通局は、ここ数年バス路線の再編成を短いサイクルで行っており、利用者数の少ない路線の廃止、本数削減などの措置が実施されている。名鉄バス、三重交通バスについては、一部地域での運営にとどまっているが、基幹バスや星ヶ丘駅発着路線など、利用率の高いものもある。
代表的なバスターミナルとして名古屋駅地区の名鉄バスセンター・名古屋バスターミナル、栄地区のオアシス21バスターミナルがあり、多くの中長距離路線バスが乗り入れている。この他地下鉄の主要駅を中心にバスターミナルが設置され、周辺区において地下鉄へのフィーダー輸送の役目を果たしている。バスの乗車方法は、市バスが前乗り後降り先払いであるのに対し、名鉄バス・三重交通バスは後乗り前降り後払い方式である。
(市バスでも、名鉄と共同運行する基幹2系統やゆとりーとラインでは後乗り前降り後払いの方式を採っている。)運賃は、市バスがゆとりーとラインの高架区間を除き均一制。名鉄バス・三重交通バス並びにゆとりーとラインは整理券による区間制である。(ただし、市バスの高速1系統の名古屋高速道路通過区間は10円加算、名鉄バスと三重交通バスの市バス競合区間は市バスと同額の均一制である。)
名古屋飛行場(県営名古屋空港)は、旧陸軍名古屋基地跡に自衛隊の基地と共用の空港としてオープンし、2005年2月17日の中部国際空港(常滑市)開港まで名古屋の空の玄関として機能していたが、中部国際空港に主たる機能を移転したあとは県営空港となり、現在ではフジドリームエアラインズが国内四箇所(青森・花巻・福岡・熊本)に就航するのみとなっている。名古屋市の北郊の豊山町・小牧市・名古屋市北区にまたがる場所にある。
鉄道のアクセスがなく、バスと高速道路に頼る。なお、中部国際空港は名鉄名古屋駅と名鉄常滑線・空港線直通特急ミュースカイにより最速28分で結ばれている。名古屋港は宮の渡しで有名だった熱田港が周辺海域の干拓の進展や、浅い水深で近代港湾としての機能を果せないとの観点から、熱田前新田の沖合いを埋立・浚渫して築港された近代港湾である。第二次大戦時に三菱重工業名古屋航空機製作所が港の東側一帯に広大な敷地を構えて発達し、戦後はこの跡地への他工場進出や、地元資本と富士製鐵の合弁の東海製鐵(新日本製鐵(新日鉄)名古屋製鐵所の前身)が進出するなどして発展し、現在は貿易額日本一を誇るまでになった。
伊勢湾に面しており、西から弥富市、飛島村、名古屋市港区、東海市、知多市と五つの市町村にまたがる。周辺施設名には「名港」(めいこう)と略して冠する場合が多い。東名高速道路の名古屋インターチェンジは名古屋市名東区にあり、市中心部(栄付近)からは名古屋高速と名古屋第二環状自動車道を利用すれば15分程度、一般道(県道名古屋長久手線など)では渋滞の無い状態で30分?45分程度となっている。
1969年-1991年、名古屋市主催のミス・コンテスト「ミス名古屋コンテスト」は23回開催された。受賞者は毎年、姉妹都市のロサンゼルス、シドニーに親善大使として訪問した。才色兼備の未婚女性から代表者を選ぶコンテストであり、1次審査は書類選考、2次審査は面接オーディション、最終の3次審査は公開審査により英語によるスピーチなども行われ語学力も試された。名古屋港は、愛知県名古屋市、東海市、知多市、弥富市、海部郡飛島村にまたがる港湾である。
地元では名港の略称でも呼ばれる。日本の主要な国際貿易港(五大港)のひとつ。日本の主要な貿易港の一つであり、平成20年度までのデータによれば、その貿易額と貨物取扱量は日本最大を維持し続けている。 第二次産業の集積した中部経済圏の窓口として、輸出入における黒字率が極めて高いのが特徴であり、日本の全港湾の貿易黒字の約6割を名古屋港単港で担っている。港湾法上の国際戦略港湾、港則法上の特定港、また四日市港と共に政令上の指定港湾(旧スーパー中枢港湾)に指定されている。
2010年現在、横浜港に次ぐ日本最大級の貿易港である。ただし、神戸港や横浜港、東京港などがそれぞれ単独の行政区域内で構成されるのに対し、名古屋港は複数の市に跨る。愛知県内にトヨタ自動車などの輸出企業を多く擁し、自動車関連の輸出が半数以上を占める貿易港である。輸出入総額、外貿貨物取扱量ともに日本最高クラス(2009年)、外貿コンテナ取扱個数国内第3位。港湾管理者は愛知県、名古屋市が設立する特別地方公共団体(一部事務組合)の名古屋港管理組合。管理組合管理者は愛知県知事と名古屋市長が2年交代で就く。
2011年4月現在の管理者は名古屋市長。2011年4月現在の専任副管理者は、国土交通省OB。他の2名の副管理者は愛知県副知事と名古屋市副市長。1896年に工事が始まり、愛知県技師奥田助七郎らが建設に尽力。1907年10月に熱田港が名古屋港に名称変更、翌月に開港した。1946年に国際港、1951年に特定重要港湾に指定された。1959年に伊勢湾台風の直撃により大きな被害を受けた。