JR名古屋駅広小路口の改札を出た通路を進んだ突き当たりにあり、当駅の正面改札口から各ホームを結ぶ通路に出られるようになっている。使用しないときは、シャッターで閉鎖されている。駅構内および1階改札口にあるコンビニニエンスストア「K PLAT」では、買い物の決済手段として、PiTaPaとiDが利用可能である。名古屋地区でPiTaPaが使用できる数少ない店舗である。都心の主要駅としては南海難波駅・京急横浜駅などと並び、2010年現在も反転フラップ式案内表示機(ソラリー)が使用されていたが、2011年7月に液晶ディスプレイに更新された。名古屋ガイドウェイバス株式会社は、愛知県名古屋市北東部の東区・守山区でガイドウェイバスの運営などを行っている名古屋市・名古屋鉄道・ジェイアール東海バスなどが出資する第三セクター会社。第三セクター鉄道の一つにも数えられる。本社は名古屋市守山区竜泉寺二丁目301番地(区画整理により2003年11月10日、守山区大字吉根字松洞3360番地1より地名変更)。
ガイドウェイバスとは、ガイドレールを備えた専用軌道に対し、これを案内輪でトレースしてステアリング操作が不要な半自動運転を実現しつつ、一般道路においても普通のバスとして走行可能な新交通システムである。交通渋滞の激しい都市部を従来の道路の影響を受けない高架式などの専用軌道を走行し、郊外では一般道路を通常の路線バスとして運行する。名古屋ガイドウェイバスが車両(バス)を保有し、専用軌道区間の施設と運行の管理を行っている。専用軌道区間としてガイドウェイバス志段味線(大曽根 - 小幡緑地間 6.5km)を保有している。同線には「ゆとりーとライン」の愛称がつけられている。一般道路を走行する平面区間の運行管理、および運転業務は、名古屋市交通局大森営業所が行っている。また、車両の整備と専用軌道区間での運転も同局が行う。専用軌道区間を運転するには大型第二種免許に加え、鉄道の動力車操縦者運転免許(前例が無いため無軌条電車運転免許に分類)を取得することになる。名古屋市交通局に運行委託が一本化された後に導入されたデジタルタコグラフ装置、ドライブレコーダー装置、卓上型電波時計などについては、差異はない。
なお、平面区間におけるバスロケーションシステムの移動局(無線機)がすべての車両に搭載されているが、これの免許人はすべて名鉄バス株式会社となっている。つまり、バスロケーションシステムは名鉄バスのバスロケーションシステムに便乗する形で運用されている。また、名鉄バスが使用していたG-50番台の車両には従来から同社春日井営業所との音声通信用無線機およびアンテナが搭載されていた。名古屋市交通局に運行委託が一本化された後、無線機およびアンテナは順次撤去された。一方、名古屋ガイドウェイバスでは上島(西)バス停、竜泉寺バス停、モードインターチェンジ周辺、各駅の先端・末端部、駅間にバスロケーションシステムの地上子を設置し、平面区間、高架区間におけるバスの位置確認を行っている。G-12号車およびG-14号車のナンバープレートは導入当初は他車と連番となっていたが、名鉄バスやジェイアール東海バスに代車として貸し出す度に「尾張小牧ナンバー」に付け替えの手続きを行っているため、貸出と返却を繰り返すたびにナンバープレートが変更された。
その結果、連番ではなくなっている。なお、開業からしばらくの間は名古屋ナンバーのまま貸し出して運用していた。当初の計画では営業車両25台のうち3台を、名古屋市から補助金を受けてリフト車とする計画であった。2000年12月22日、障害者団体が「リフト車の台数が少なく、車いすで利用できるバスの導入推進をうたう交通バリアフリー法の趣旨に反する事業計画であり、不当な公金の支出にあたる」として、名古屋市に対し補助金支給をやめるよう求める住民監査請求を行った。同住民監査請求を受け、名古屋ガイドウェイバスは名古屋市からの補助を受けて購入する3台に加え、独自にリフト車を4台購入することを決定。2001年2月19日 名古屋市監査委員は、名古屋ガイドウェイバスのバス購入時期は同法の定める適用期間外であることに加え、同社がリフト車4台を追加購入したことを評価し「交通弱者への配慮を著しく欠いた不当な事業とはいえない」として、同住民監査請求を棄却した。
しかし、今後増車する際は同法の適用がされるため、監査委員は「バリアフリーの実現を求めるよう、名古屋ガイドウェイバスを指導する」旨を名古屋市に意見提出した。ゆとりーとライン開業に先立って、当時の建設省を中心とした「ガイドウェイバス共同実験研究会」が製作した試作車両。普段は名古屋ガイドウェイバス本社1階のバス車庫(整備場)に留置されている。ボディには「THE GUIDEWAY-BUS 1000」と書かれているほか、後部の窓に「FUSO」の文字が入っている。外見や室内は、名古屋市営バスの基幹バスと非常によく似ている。 2001年、車両後部に融雪剤散布装置を設置し、以降、融雪車として運用している。 車番は書かれていないが、無線でのコールサインは「ガイドウェイ1」である。 運送の用に供さないためか、ナンバープレートをつけていない。そのため、専用区間のみの走行しかできず、小幡緑地以遠の一般道路は走行できない。 なお、2001年1月27日の中日新聞夕刊の記事に掲載された写真を見る限り、この試作車両のトランスミッションは営業車両とは異なりMTである。
名古屋ガイドウェイバス、名古屋市交通局にて販売している。 2011年2月10日まで、名古屋ガイドウェイバスで発行される定期券は紙製、名古屋市交通局で発行される定期券は市バス、地下鉄同様の磁気ストライプカードであったが、いずれも2011年2月11日より、原則manaca定期券としての発行に変更された。特別割引通学定期券で、名古屋ガイドウェイバス(大曽根駅および本社)にて販売している。専用軌道区間(大曽根 - 小幡緑地間)の全駅で通用。 当初は国土交通省の「広域的な公共交通利用転換に関する実証実験」に際して2004年9月から2006年3月までの有期で発売していた定期券だが、好評のため、実証実験終了後も販売が継続されている。 平面区間をまたぐ利用客については、小幡緑地以東の通学定期券の料金を追加で支払うことによって、1枚の定期券として発売をしている。 この定期券についても、2011年2月11日より原則manaca定期券としての発行に変更された。manaca定期券導入に伴って、従来より発売額が割高になってしまう区間(高架区間 - 竜泉寺口・竜泉寺、白沢渓谷 - 平面区間)については、引き続き紙定期券の発売が継続される。
名古屋ガイドウェイバスの窓口でのみ購入可能で、従来同様「市バス全線」シールが貼付られるため、ゆとりーとラインの定期券区間のほか、市バス全線(ゆとりーとライン平面区間を含む)に乗車可能である。大曽根駅、名古屋ガイドウェイバス本社、名古屋市交通局大曽根サービスセンター、同局栄サービスセンター、沿線の取り扱い店にて販売されている。