2011年5月11日水曜日

また開業時からしばらく夏季に限り

旅客営業を行っていたこともあったが、名古屋電気鉄道(後の名古屋市電)が併走していたため廃止になった。名古屋市営バスは、名古屋市が運行する公営バスである。名古屋市交通局内にバスを担当する「自動車部」がある。単に市バスと略されている。名古屋市全域を運行するほか、隣接する豊山町、大治町、清須市、尾張旭市、日進市、豊明市、大府市、長久手町、春日井市の一部地域を営業エリアとしている。総営業キロ数は734.9km、系統数は161系統、保有車両数は約1012両(いずれも2011年4月現在)。2007年4月より、大森営業所を名鉄バス株式会社に2009年4月から浄心営業所を三重交通株式会社に管理委託しており、コスト削減を進めている。日本初の中央車線をバスレーンとして走行する基幹バス(新出来町線)や、専用軌道と一般道を走行する、名古屋ガイドウェイバスの運行受託、 名古屋市内の人気観光スポットを周遊するなごや観光ルートバス、愛称「メーグル」の運行受託など、多種多様な運行をしている。

栄758系統は1998年5月6日運行開始。名古屋駅と栄中心部を循環する路線で一般系統よりも停留所設置間隔が短くなっているのが特徴である。主に、都心循環バス専用である小型・中型ノンステップ車が用いられているが、検査などの都合により一般系統の車両を用いて運行されることがある。なごや城系統は、なごや観光ルートバスの先駆けともいえる観光系統だったが、那古野営業所の閉所に伴う路線再編の一環で廃止されることとなった。車体は栄758系統と異なり黄色を基調としていた。現在は中型ノンステップバスが導入され、1998年式、1999年式の小型バスは廃車され、中型ノンステップバスで運行されている。座席などはすべて一般バスのシートと変わらず、1999年式まで採用されていた灰色と赤色の座席は無くなっている。以前はラッシュ時は満員だったが、現在は以前より混雑は緩和されている。1980年2月15日運行開始。都心部から郊外へ直接結ぶために設置された系統であり、現在は中区の栄から途中名古屋高速道路を経由し緑区の森の里団地までを結ぶ1系統のみ運行している。

高速1系統は市バスの全系統で最も運行距離が長い。名古屋高速3号大高線区間を利用する場合は通常料金に加えて10円が必要である。ユリカでの支払いも可能である。運賃箱の設定は210円であり、地上区間のみの乗車の場合には運転士にその旨を告げると設定を変更する。一般系統の車両を兼用で用いていたが、1998年に専用車両 (F-522 - F-524) が導入され、2005年には高速走行に対応したノンステップバスも投入(ETC車上装置も搭載)。2010年には、全便ノンステップ化のためABS搭載の専用車が導入された (NH-264 - NH-271) 。前方・前扉右横に基幹用プレートが装備されている(常時変更可能)。専用車両の座席にはシートベルトが装備されているが、通常の車両同様つり革や握り棒があり、立席乗車も可能である(名古屋高速は名前に高速が付いているが、法定速度制限が60キロ以内なので立席が可能)。2007年7月21日運行開始。名古屋市市民経済局観光推進室が企画運営し名古屋市交通局が運行受託している。

愛称は「メーグル」で金の鯱をイメージさせるゴールドを主体とした専用車両(日野自動車 HR、浄心営業所所属)を導入し、その車内は天井に窓枠を設け、視界を向上し観光車両として工夫されている。当初の予想以上の利用客があったことを受け、浄心営業所に所属する一般大型ノンステップバスに「メーグル」のPRラッピングを施し、専用車に加えその車も運用に入っている。また、ごくまれに特にラッピングも施さない通常の一般市バス車両が運用に入ることもある。土・日・祝日は20 - 30分に1本運行(名古屋駅午前9時30分から11時30分までは20分毎発、以降は30分毎発・1日18本)。平日30分から1時間に1本運行(名古屋駅午前9時30~17時00分まで1日13本)。月曜日は運休となる。(ただし祝日は運行し直後の平日が運休となる)日本メーカー4社とも導入されている。導入数は2012年現在、いすゞ自動車が最多で日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、日産ディーゼル(現在のUDトラックス)の順となる。

車体組立部門を持たない日産ディーゼル車の場合、富士重工業のボディが標準だったが同社のバス車体組立撤退後は西日本車体工業のボディが架装されている。また、いすゞのシャーシに富士重工業のボディという組み合わせも2011年度末までは少数だが存在した。三菱ふそう・エアロスターの車体は三菱自動車バス製造(現在の三菱ふそうバス製造)に一本化される前は三菱自動車工業名古屋制作所大江工場が架装を担当していた。かつては大型バスの場合車体前部に折り戸の入り口、中央に引き戸の出口、さらに最後部に折り戸の出口、という独特の3枚扉車がほとんどであった(基幹2号系統は例外で中央が4枚折り戸の入り口)が、1999年式の車両より基幹2号系統と同じ2か所の出入り口に改められた。その後2001年式の車両よりすべてノンステップ車に移行したため、現在3枚扉車は大型バス4台のみ(名古屋22のナンバープレートのみ存在している。排ガス規制をクリアするCNG車)になっている。

なお、かつては営業所ごとに納入するメーカーが決まっていたが、営業所の再編、ノンステップバスや小型バスはメーカーが限られる等の理由により営業所ごとのメーカーは一定でない。2005年頃からは毎年約百数十両という大量増備を行い、車両の取替えのペースを上げている。2010年度までにノンステップバスの比率を92%、アイドリングストップ車(CNG圧縮天然ガス車を除く)の比率を100%にする目標を掲げている。この大幅取り換えには、排ガス規制の強化の対象となる8大都市圏に名古屋市が含まれるため、規制に適合しない車両の使用年限が12年に限られることも影響している。なお、同バスで役目を終えた車両は全国の地方事業者に譲渡されているほか、一部はミャンマーなど海外にも輸出されている。なお、2011年度(2012年3月末までに廃車)までに排ガス規制に適合しないすべての車両の入れ替えが終了する予定となっており、排ガス規制に適合している2000年度(2001年3月末までに導入)以降のノンステップバスは、車両使用年数を現在の12年から18年に延長し、車両購入費を抑えることで経営再建につなげることにことになっている。

このため、次回の新型車両置き換えについては、2018年度(2019年3月末までに導入)まで行われない予定である。名古屋市営バスにおける乗車料金は以下のとおりとなる。