2009年12月、自社が保有する大名古屋ビルヂングを地上38階・高さ190mの超高層ビルに建替える方針を発表した。2011年夏現在、同ビルに入居していた三菱UFJモルガン・スタンレー証券など、主要テナントの建替えに向けた移転が本格化している。仮に前述のすべての計画が実現した場合、桜通口周辺には既存のJRセントラルタワーズ・ミッドランドスクエア・名古屋ルーセントタワー・モード学園スパイラルタワーズと合わせて、同規模の超高層ビルが10棟前後立ち並ぶことになる。桜通口の大規模再開発に併せて、家電量販店のヨドバシカメラが名古屋ターミナルビル跡に完成予定の名古屋駅新ビル(仮称)に、ヤマダ電機が名鉄百貨店ヤング館跡に出店することも相次いで発表されており、エイデン(名古屋駅東側)やビックカメラ(太閤通口)・ソフマップ(太閤通口)との大規模な家電競争が起こる可能性がある。2010年12月10日付の建設通信新聞中部版によれば、名古屋市住宅都市局はささしまライブ地区の再開発に合わせ、名鉄レジャックや名鉄百貨店が立地する笹島交差点から下広井町交差点にかけ、歩行者用地下通路(延長は300メートル程度、幅員は6メートルを想定)の建設を計画しているとしている。
これは名古屋駅前からささしまライブ地区にかけての歩行者動線の増強を目的としたものであり、地下通路案・デッキ案・歩道拡幅案の3案から決定された。これに先がけ、2011年度に笹島交差点と下広井町交差点の横断歩道などの拡幅を進め、その後地下通路の整備(行政主体)と笹島交差点西側の南北横断用施設の整備(民間主体)を段階的に進めていく予定である。なお、南北横断用施設は名鉄レジャックと旧名鉄百貨店ヤング館の敷地を結ぶものと見られる。なおこの計画内容は、2011年6月1日付の読売新聞においても報道され、笹島交差点-下広井町交差点間の地下通路の着工時期を2013年度、完成時期を2016年度とすることも明らかになった。総工費は数十億円で、通路の両端にはテナントを入れて地下街とする予定である。また同紙によると、名鉄・近鉄両社は百貨店の地下通路(約300メートル)を再整備する方針も打ち出しているとのことである。同じく2011年6月1日付の読売新聞では、2010年に日本通運やNTTなど5社と地元住民らで構成される「名駅南地区まちづくり研究会」が発足したと伝えている。
同研究会は開発業者に計画策定を委託しており、2011年度中にも基本計画をまとめる予定である。研究会の参加企業からは、「一等地の駅前には手が出ない地元企業などを受け入れる」「都市型マンションと入居者向けの商業・医療施設を造る」「大学や国際交流拠点を持つささしま地区と連動した文化・芸術・商業・研究施設の建設」などが提案されている。当初、東京と京都を結ぶ鉄道幹線ルートは、海側を走る列車は敵の艦砲射撃の標的になると予想され、海運が発達していることなどから海側の東海道ルートは回避され、山側の中山道経由で建設されることになったが、中山道ルートの建設は困難と判断され、東京 - 名古屋間は東海道に並行して鉄道を敷設することになった。開業当初は置かれた地から「笹島停車場」とも呼ばれた。当時は、相対式ホーム2面2線と駅舎があるだけの小さな駅であった。なお、駅が開業した後の名古屋の人の動きは早く、開業した年の10月には駅前に旅館が競い合って建設を始めていた。
1892年(明治25年)には駅を現在の笹島交差点付近から現在地へ北へ200mほど移転させた。その後、1899年(明治32年)には関西鉄道(関西本線を建設)、1900年(明治33年)には中央西線(現在の中央本線)が乗り入れ、巨大ターミナルになった。また、1889年(明治22年)には日本の鉄道総延長1,000マイル (1,609km) 達成記念、1906年(明治39年)には5,000マイル (8,046km) 達成記念の祝賀行事がそれぞれ名古屋で開かれた。1937年(昭和12年)には高架化工事が竣工し、駅舎が地上5階(一部6階)・地下1階の鉄筋コンクリート製の堂々たる建物に改められた。この駅舎は、セントラルタワーズの建設工事が始まる1993年(平成5年)10月まで使用された。2005年の内閣府の調査では、名古屋駅は放置自転車が3194台と、全国最多だった。そのため、名古屋市は有料駐輪スペースを増加させるなどの、対策を行っている。2008年5月1日から、それまで無料であった名古屋駅周辺の自転車駐輪場がいっせいに有料化された。将来は中央リニア新幹線の名古屋駅が出来る。
JR東海は、将来の関西圏への伸延まで大多数の乗客が行う既存新幹線との相互乗り換えに配慮し名古屋駅新幹線ホーム直下の大深度に新駅を建設した場合に乗り換えに掛かる移動時間が3分から9分であると試算報告し、既存の名古屋駅を拡張する計画である。名古屋駅の略称である名駅は、名古屋市中村区、西区の町名ともなっており、名古屋地方で名駅と言えば、名古屋駅周辺の地域を指すことも多い。名古屋市中村区と西区に置かれている。中村区名駅は1丁目から5丁目まであり、西区は1丁目から3丁目までとなっている。なお中村区と西区とで同じ町名の地は隣接しており、一方の区の続きのようになっている。ちなみに、名古屋駅の住所は中村区名駅1丁目と西区名駅1丁目に跨って存在している(ただし、駅ビル(セントラルタワーズ)など駅建築施設の大半は中村区側に存在しており、西区が住所になる部分は駅構内のホーム下り側(岐阜方面)半分のみである)。名駅周辺は、栄と並ぶ名古屋市の繁華街である。
広義の「名駅」地域には、椿町・太閤・則武・丸の内などその周辺界隈も含まれる。地元では名駅とは普通、駅の東側(桜通り口側)のみを指し、西側(太閤口側)は「駅西」「駅裏」などと呼ばれることが多い(ただし桜通口側には目立つほどの性風俗店群は存在しないため、いわゆる性風俗雑誌に載っている「名駅」はもっぱら太閤口側のことを指す)。このほかに中村区には「名駅」を冠する住所として名駅南が1丁目から5丁目まで存在する。桜通口側(東側)の待ち合わせスポット。タワーズ1階中央コンコースのエスカレーター前に立つ時計とその周辺エリアのこと。かつて旧駅ビル時代は大時計と発着列車案内(反転フラップ式案内表示機)や名古屋城模型があったが、今は細長い金色の時計が立っている。その両側(南北)はJR名古屋高島屋の出入り口になっており、東側にもJR高島屋の2Fやタワーズ上層階エレベーターへつながるエスカレーターがあることから、「高島屋エスカレーター前」とも呼ばれる。一時期、受付スタッフを置くブースが存在した。
エスカレーター裏側には座り込む若者が目立つ。 太閤通口側(西側)の待ち合わせスポット。JR名古屋駅の2つの新幹線改札口の間に置かれたモニュメント風のセイコー社製の銀色の時計を中心とした広場を指す。