最も多い利用客であり、東山線のみで利用客は11万人を超えている。東山線は当駅と伏見駅の間が最も混雑率が高い区間となっており(桜通線は隣の国際センター駅と丸の内駅間がそれにあたる)、桜通線が開業するまでは混雑率が250%に至ったこともあった。1999年(平成11年)に完成したJR東海名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」は54階建てで、245mの高さを誇り、完成からの数年間は「世界一背の高い駅ビル」としてギネスブックに登録されていた。また、現在に至るまで、名古屋のランドマークとして人気スポットになっている。当駅は、複数の業者が激しい競争を繰り広げている駅弁激戦区である。また、リニューアルも激しく、新製品で登場しても半年後には消滅する例も珍しくない。かつては幕の内や寿司弁当が人気であったが、近年は「みそかつ」「名古屋コーチン」「ひつまぶし」など名古屋独自の食文化をストレートに弁当化したものが人気である。旧来から名古屋の玄関口で都心の一つであり、各種バスと地下鉄・近鉄・名鉄やJR間の乗り換え客などで人通りが多く商業施設も多い。
高島屋・三省堂書店・東急ハンズなどを商業テナントの核とするJRセントラルタワーズの完成(2000年)は、駅前再開発の大成功を収めた。これが呼び水となり2006年には旧豊田ビル・毎日ビルの跡地にトヨタ自動車・毎日新聞社・東和不動産の共同ビル「豊田・毎日ビルディング (ミッドランドスクエア)」が建設され、2007年にはトヨタ自動車・中部電力・名古屋鉄道などを中心とした牛島市街地再開発組合により、名駅地区の北側に位置する変電所及びバス車庫の跡地に市内でオフィス面積の最も大きい名古屋ルーセントタワーが建設された。 また、名鉄百貨店などに近接する旧三井ビルディング南館・東館跡地には、専門学校を主体とする超高層ビルモード学園スパイラルタワーズが完成(2008年)するなど若者の街としても更なる発展を遂げた。さらに2009年には名古屋市交通局旧那古野営業所跡地においてオフィスビルと分譲マンションの複合再開発が行われ名駅地区では初となる東京建物と丸紅による超高層マンション・ブリリアタワー名古屋グランスイートが完成した。
未曾有の不景気真っ只中の完成であったが、最上階の一部を除いてほぼ売約済みとなるなど注目を集めた。2008年3月、東和不動産を中心に三菱地所・三井不動産・郵便局会社・名鉄・近畿日本鉄道など多数の企業で構成される「名古屋駅地区街づくり協議会」が設立された。これは名古屋駅の拠点性を生かし、名古屋駅前の将来性について幅広い観点から検討するもので検討の対象となる地域は名古屋駅の東側が中心となっている。2006年公示地価の商業地上昇率では桜通口を含む「名古屋市中村区名駅」が1・2位他トップ10の内6つ(他4つ中2つは中区栄)を占め、栄地区に圧倒的な差をつけた。桜通口や広小路口周辺にある主な大型商業施設はジェイアール名古屋高島屋や東急ハンズ名古屋店などが入るJRセントラルタワーズを筆頭に、近鉄パッセ (K'ntetsu Pass'e)・名鉄百貨店本店(本館・メンズ館(旧MELSA)・ヤング館(旧SEVEN))・ミッドランドスクエア商業棟・名鉄レジャックなどがある。
また市バスターミナルの他、日本最古の多層型で市内最大のバスターミナル「名鉄バスセンター」などもある。 地下には広大な地下街が延々と広がり、サンロードやメイチカ・テルミナ・ユニモール・ミヤコ地下街と複雑に形成されている。太閤通口側には地下街「エスカ」がある。駅北西には大手予備校・学習塾が多数進出し学生街や若者街として発展している。2000年以降、ビックカメラやソフマップの進出、丸の内地区からの大洋薬品本社の移転新築などによりさらに活気が出てきている。付近にはアニメイト・メロンブックス・らしんばんなどのアニメショップや同人ショップが林立しオタク街としての一面も持つ。ここで東海ラジオの番組『松原・坂口の土曜はど?よ!?』のコーナー中継が行われていた時期があった。また、名古屋地区を発着する会員制ツアーバスやジェイアール東海バスのバスターミナルの発着光景を見ることができる。駅前広場は各種テレビ番組の名古屋駅前でのロケで桜通口以上によく使用されている。
桜通口や広小路口側に比べると開発が大幅に遅れていることから、ビックカメラや予備校街から少し入ると昔ながらの商店が数多く残っており、気軽に名古屋の下町が体験できる。花街として栄えた中村大門やアジアシネマ中心の映画館シネマスコーレなども徒歩圏内である。2011年現在、名古屋駅の東側一帯では新たな再開発計画が進行している。まずJR東海や日本郵政グループが主体となり、松坂屋名古屋駅店(2010年8月閉店)やホテルアソシア名古屋ターミナルなどが入る名古屋ターミナルビルを地上46階・高さ220mの超高層ビルに、名古屋中央郵便局名古屋駅前分室を地上41階・高さ200mの超高層ビルにそれぞれ建て替える方針を発表している[10]。両者のビルを合わせた述べ床面積は約45万平方メートルとなり、JRセントラルタワーズ(約41万平方メートル)を上回る規模となる。また名古屋鉄道は2008年9月、本社ビルの建替えを検討することを明らかにし翌年6月26日に行われた株主総会で名古屋駅前の再開発について名鉄百貨店や名鉄グランドホテルの方向性など、本社建替えも含め今後3年間(2009 - 2011年度の中期経営計画内)で検討することを表明した。
その後2010年12月6日の中日新聞の取材に対し、山本社長は名鉄レジャック一帯も含めた再開発になるとの見通しを示し、工事箇所を複数のブロックに分けた上で段階的に整備していくと答えた。さらに2011年2月3日に行われた記者会見において、自社ビルの建て替えを含めた名古屋駅前地区再開発について2012年にも構想をまとめる考えを示し、他社線との乗り換えの利便性を高めるため近鉄やJR東海、名古屋市などと協議を開始することを発表した。また、ささしまライブ地区の再開発との連携も視野に入れるとしている。さらに日刊工業新聞が2009年1月に報じたところによると、東和不動産は第二豊田ビル(東館・西館)の建替えについて2009年度から計画に着手し、地上20階か地上40階建て以上の超高層ビルに建替える方針を示した。当初、同ビルの完成時期を2019 - 2020年ごろを目処としていたが、2011年8月2日に東和不動産が発表したところでは、2013年度の着工、完成時期を2016年とする計画に改められている。
同時に、規模を地上25階・地下4階・高さ115mとすることも発表され、地上5階までを商業施設、地上6階~17階をオフィス、地上18階~25階をホテルとするフロア構成の全容も明らかになった。また、現ビルの東館・西館に挟まれた市道は、建替えに伴い西館敷地内の西端に付け替えられ、新たな市道沿いには公開空地や緑地帯・駐輪場が設けられる予定である。