2011年1月6日木曜日

錦糸町について

錦糸町は東京都墨田区の錦糸町駅周辺に発達する繁華街。江東区亀戸とセットで渋谷・新宿・池袋・臨海副都心とならび東京都により「東京副都心」に定められており、東京23区東部を代表する街。錦糸町駅にはJR総武線、東京地下鉄半蔵門線が乗り入れる。

▼地名の由来
現在のJR錦糸町駅の北口の北斎通りに位置していた「錦糸堀」から来ている。本所七不思議の「おいてけ堀」は錦糸堀のこと。

▼JR錦糸町駅南北
錦糸町はJR錦糸町駅によって南北に分断されている。薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」現在、警視庁にて掲げられている「ダメ。ゼッタイ。」は昭和40年代に錦糸町に覚せい剤が蔓延した事により、この地域を管轄している警察官が考案したものである。北口は近年再開発が進み、古くからの歓楽街である南口とは雰囲気を異にする。東武ホテルレバント東京(旧「東京マリオットホテル錦糸町東武」)や、新日本フィルハーモニー交響楽団のホームであるコンサートホール「すみだトリフォニーホール」が並ぶ。またクイーンズ伊勢丹やアカチャンホンポが入る生活バリューモール「アルカキット錦糸町」がある。なお、ここはかつて「そごう」であった。


▼錦糸町河内音頭大盆踊り
河内音頭を愛する評論家の朝倉喬司の活動に、錦糸町の町内会有志が共感したことから、1986年から毎年8月末に、河内から「音頭取り」を招いて、盆踊り大会が毎年開催されている。地元の人々が子どもから大人まで熱狂的に踊りまくり、新たな錦糸町名物となっている。


■■■錦糸町駅■■■
錦糸町駅は、東京都墨田区江東橋三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。


▼駅周辺
北口および南口ともに地下駐輪場が設置されており、定期利用および当日利用が可能となっている。なお、北口ではアルカキット錦糸町で500円以上の商品を購入した場合に限り、駐輪場料金を無料にする制度がある。北口は錦糸、南口は江東橋の街が広がっている。北口は、もともと国鉄用地が広がっており、商業施設はあまり多くなかった。1980年頃に再開発の機運が高まり再開発組合が設置された(これは2000年に役目を終えて解散されている)。その後、再開発の進捗に伴い1997年10月に「アルカタワーズ錦糸町」がオープンすることとなった。このときには、北口の核施設としてそごう錦糸町店があった。しかし、そごう自体の経営難に伴い閉店されることとなり、現在では「アルカキット錦糸町」へと変わった。

アルカタワーズ
アルカイースト
アルカセントラル
アルカウェスト(AIGタワー)
すみだトリフォニーホール
東武ホテルレバント東京(旧称:東京マリオットホテル錦糸町東武)
アルカキット錦糸町
アカチャンホンポ
ダイソー
新星堂
クイーンズ伊勢丹
テルミナ2(旧称:らがーる)
ロッテプラザ(建替えのため閉鎖中)
オリナス錦糸町
TOHOシネマズ錦糸町
コムサストア
東急ストア
ベビーザらス


テルミナ
明治期には伊藤左千夫が牛舎を構え牛乳の製造・販売を行なうとともに、主宰誌「馬酔木」を創刊・発行した。このことを記念してテルミナ前には歌碑が建てられている。
ヨドバシカメラ
丸井錦糸町店
もともとは都電の錦糸堀車庫であった。
ユニクロキッズ
GAP
東京楽天地
楽天地シネマズ錦糸町
LIVIN錦糸町店
無印良品
WINS(JRA)
ハローワーク墨田
アビリティガーデン
東京トラフィック錦糸町ビル
もともとは、錦糸町白木屋があった。白木屋撤退後、江東デパート、ニッピンと移り変わっていった。しかし、建物の老朽化にともない建て替えられることとなり、1990年に現在の東京トラフィックビルが完成した。なお、主なテナントは以下のとおりである。


▼バス
錦糸町駅北口再開発計画終了とともに設置された駅前のりばに乗り入れている。過去は、現在で言うアルカイーストの近辺にバスターミナルが存在していた。ここを発着する錦11系統は錦糸町駅を経由する系統で、唯一バスターミナル内で乗降できない系統となっている。


▼歴史
1894年(明治27年)12月9日 - 総武鉄道の本所駅として開業。
1907年(明治40年)9月1日 - 鉄道国有法により買収、国有化。
1915年(大正4年)5月1日 - 錦糸町駅に改称。
1967年(昭和42年)10月1日 - 東京日産化学専用線及びシェル石油専用線廃止。
1972年(昭和47年)7月15日 - 総武快速線東京~錦糸町駅開業に伴い、総武緩行線と総武快速線の乗換駅となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、総武本線の駅はJR東日本に継承。
2003年(平成15年)3月19日 - 営団地下鉄半蔵門線が開業。営団地下鉄・JR東日本の乗換業務を開始。
2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化により、半蔵門線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承。


▼隣の駅
東日本旅客鉄道
■総武線(快速)
通勤快速
馬喰町駅 - 錦糸町駅 - 船橋駅
快速
馬喰町駅 - 錦糸町駅 - 新小岩駅
■総武線(各駅停車)
両国駅 - 錦糸町駅 - 亀戸駅
東京地下鉄
○半蔵門線
住吉駅 Z 12 - 錦糸町駅 Z 13 - 押上駅 Z 14


▼アルカキット錦糸町
アルカキット錦糸町は、2002年から営業を開始した東京都墨田区錦糸町にあるショッピングセンターである。正式名称は、「生活バリューモール アルカキット錦糸町」。なお運営は、ららぽーと株式会社(2008年4月1日 - 社名を「ららぽーとマネジメント株式会社」に変更)が受託している。錦糸町駅北口の向かって左手に位置する。


▼歴史
1997年10月 - そごう錦糸町店が開店する。
2000年12月25日 - そごうの再生計画により、錦糸町店が閉鎖となる。
2002年3月29日 - 「生活バリューモール アルカキット錦糸町」としてリニューアルオープンする。


▼施設概要
地上12階、地下5階建て(地下3階~11階(屋上1階)は客用)
敷地面積:7686平方メートル
延べ面積:7万8597平方メートル
売場面積:3万3957平方メートル
契約駐車場(アルカタワーズ駐車場)とアルカキット地下駐車場を収容できる駐車場がある。