2011年1月26日水曜日

アクトシティ浜松のゾーンについて

Aゾーン
クラシック専門のホールとして音質設計がされており、音が空から降り注いでくるように聞こえる。浜松出身の鈴木重子など、ここでのコンサートを行う音楽家も多い。
Bゾーン
ホテルオークラ直営のオークラアクトシティホテル浜松をはじめ、多くの企業や店舗が入居する、浜松市のランドマークである。周辺の再開発によって高層ビルの建設が進む2007年現在においても、もっとも高いD'グラフォート浜松 D's Tower(分譲マンション、地上34階建116m)の約2倍の高さをもち、10km以上離れた浜北区内からもはっきりと確認できるなど、ランドマークとしての機能を失っていない。屋上に防災用のヘリポートを備えるほか、浜松市消防局の火災監視用カメラ、テレビ局のお天気カメラ、ラジオ用のマイクロ波中継設備、コミュニティ放送局「FM Haro!(浜松エフエム放送)」のラジオ送信設備などが設置されている。
Cゾーン(展示イベントホール)
展示会などのイベント用に設計された大規模なホールである。広さは3,500m²(35m×99m)であり、間仕切りを設置することにより以下の3区画に分割可能。
Dゾーン(浜松市楽器博物館、研修交流センター)
浜松市楽器博物館は、1995年4月に開館した全国で唯一の公立の楽器博物館で、東洋最大の楽器博物館でもある。アジア・アフリカの楽器の展示の他、明治時代の初め、日本の学校教育に取り入れられた音楽や浜松の楽器産業の歴史、日本の雅楽などの楽器の展示にここならではの特徴が見られ、「楽器の町・浜松」らしい博物館になっている。2006年3月21日に、リニューアルオープンした。近所にある、浜松科学館との間で協力関係にあり、楽器博物館の入場者は、科学館で割引。同じく、科学館の入場者は、楽器博物館で割引などの特典がある。

▼周辺再開発との関係
しかし完成時にはすでにバブルは崩壊していたため、当初計画していたアクトシティを呼び水とする周辺再開発は停滞。具体的な動きを見せるのは2000年以降である。文化政策面では市や県の主催する多くの文化事業に使用され、浜松国際ピアノコンクールや静岡国際オペラコンクールなどの国際コンクールの会場となるなど成功を収めている。民有部のアクトタワーの稼動率の低さが懸念されてきたが、多くの商店やオフィスが駅の北西側に偏っており、アクトシティを含む駅東側は浜松科学館など文化ゾーンとして整備されているため、商業施設としては客を呼び込みにくい状況にある。2007年現在、周辺(中央地区)の再開発が進行中で都心への高層マンション建設が盛んであり、駅南の砂山地区の再開発も準備段階に入るなど、都心への人口回帰の兆しがみられるため、今後の稼働率向上が期待されている。オフィス部に関しては浜松市の政令市移行以降、入居率が上昇しており入居率は95%超と建設以来最高の入居率を記録している。

▼運営
市有施設と民有施設の複合体であることから第三セクター方式による運営であると思われがちであるが、市有施設の運営は財団法人浜松市文化振興財団に、民有施設の運営はオリックス傘下のアクトシティ・インベストメント有限会社に分離されている。市有部は黒字運営を達成しており、文化事業の実施によって市からの補助金を受給しているものの、税金からの損失の補填はない。2005年4月1日には、それまで市有部分の管理運営をしていた財団法人アクトシティ浜松運営財団を、アクトシティ以外の文化施設の管理運営をしていた財団法人浜松市文化協会と統合し、浜松市文化振興財団に再編した。

▼新浜松駅
新浜松駅は、静岡県浜松市中区鍛冶町にある遠州鉄道鉄道線の駅である。東海旅客鉄道の浜松駅と相互乗換が可能。

▼歴史
1927年9月1日 旭町駅として、国鉄(現JR)浜松駅の北東にあたる浜松市旭町に開業。「遠電ビル」と称し、鉄筋コンクリート建ての近代的な建物として完成した。遠州電気鉄道(当時)の本社も入居し、遠州鉄道に改組した後も仮駅舎移転まで使用された。
1953年8月1日 新浜松駅に改称。
1981年2月4日 仮駅舎に移転、営業キロが0.1km短縮。
1985年12月1日 高架化に伴い、浜松駅の北西に移転。旧駅の跡地はのちに浜松名鉄ホテルなどへ再開発された。
1987年12月1日 改札口 - ホーム間のエスカレーター使用開始。
1988年9月14日 遠鉄百貨店オープン。同時に当駅との連絡通路も供用開始。
2004年4月1日 駅舎改装、バリアフリー化工事が竣工。1階 - 改札口のエスカレーターとエレベーター(2基)使用開始。高架下に商業施設「UP-ON」が開業。

▼浜松市動物園
浜松市動物園は、静岡県浜松市西区にある市営動物園。浜松市フラワーパークの北隣で、両者を合わせて舘山寺総合公園を形成する。隣接する浜松市フラワーパークとは園内で繋がっており、「共通券」を購入することで両園を自由に巡ることができる。 霊長類の展示は、国内の動物園としては最大級で、ニシローランドゴリラやスマトラオランウータン・ゴールデンライオンタマリンなどがいる。

▼沿革
1950年(昭和25年)11月1日 「浜松子ども博覧会」が現在の浜松城公園(中区)で開かれ、閉会後の跡地に浜松市動物園が開園。
1982年(昭和57年)4月 アドベンチャーワールド(和歌山県)からニシローランドゴリラのオス・メス各1頭が来園。
1983年(昭和58年)4月2日 西区にある浜松市フラワーパークの北隣の現在地に移転開園。
2004年(平成16年)3月10日 ユニバーサルデザインに基づいた整備工事を完了。
2008年(平成20年)4月4日 ニシローランドゴリラのメスのダイコ(推定31歳)が病死。肺腫瘍と推定される。

▼浜松市フルーツパーク
浜松市フルーツパークは、静岡県浜松市北区都田町4263-1に位置する面積約43万m²の植物園である。通称ははままつフルーツパーク。姉妹園の浜松市フラワーパークとともに財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社が運営する。第二東名高速道路の浜松浜北SAと、西側エリア(イチゴ園周辺)が接続されることが決まっており、第二東名供用後は、浜松浜北SAから直接利用できるようになる予定。

トロピカルドーム
浜松まつりの大凧をイメージした五角形の温室で、熱帯果樹80種・330本が植栽されている。熱帯果樹温室が続き棟となっており、バナナ、パパイヤ、マンゴーなどが観察できる。

リンゴ並木
長野県飯田市から贈られたリンゴの苗木を浜松市内中学生のボランティアとともに育成している。