1990年頃までは静岡市内の夜景(フィルム映像)をバックに注意喚起のナレーションの映像が流れていたが、その後は一時期の間、浜松駅前の夜景→浜名湖をバックに中継局紹介の映像(VTR映像:楽曲名YOUR EYES)に変更されて使用されていた。また、1990年代後半の一時期にはオープニング映像の後、中継局紹介(水色バックで、隅にダイちゃん・あいちゃんのVTR映像)の映像を流していたことがあった。どちらも1世代前の末期には見られなくなった。一時期、オープニングの後の中継局紹介時にジョニー・ピアソンの「二人の出会い (Today I Met My Love) 」という曲の一部が流されていた事があった。(バックは水色1色。)日テレNEWS24休止の際は静岡市内の中継カメラのフィラーを流している。これは、日テレNEWS24が放送されてなかった2001年3月以前も放送していた。又、中継カメラの中では、BGMも流れ、松たか子や大塚愛等の曲がBGMで流れている。天気ループは時刻表示の右に表示。朝の時間帯は基本的にカスタム表示とセットで表示。夕方の時間帯は「あす」用として「静岡○ごとワイド」「FRONT ZERO」内で表示。
地域の表示順は静岡、浜松、沼津、下田、東京、名古屋、大阪(地域+天気+午前/午後降水確率→地域+天気+最高気温。夕方に表示されるものは予想最低気温の表示も加わる)。2009年5月15日までは、「おもいッきりDON!」内で13:10前後まで時刻を表示していたが、左上にテロップが表示されるようになり時刻表示と被る事が多くなったためか、5月18日分より表示されなくなった。これにより、当局は静岡県内の民放で唯一平日昼に時刻表示をしない局となった。同局では当時試験放送中だったデジタル放送を利用して、2005年6月から同年8月まで、土曜日・日曜日・祝日の10:00~18:00の間、自社制作番組やBS日テレ制作の番組などを放送した(この時間帯以外はサイマル放送)。デジタル放送限定の別編成で放送された。特に2005年7月30日には、静岡市の夏の一大イベント・安倍川花火大会の生中継を同年限定で実施した(同日のみ19:00~21:00を臨時のHDトライアル枠とした)。実際にアナウンサーが会場から司会進行をするなど、テスト番組ながら制作などの面では通常の番組と同等の扱いの力の入れようだった。
この試験放送のために宣伝チラシまで制作され、静岡県内の電器店で配布された。試験放送のために多くのデジタル放送専用番組を用意して放送したのは全国でも同局だけである。1999年2月、匿名の告発文と1997年6月の「テレビスポット放送通知書」「放送運行表」のコピーが広告主5社に送られた。この5社から広告代理店を通じ事実確認を要求された静岡第一テレビは「CM調査委員会」を設置、調査にあたった結果、調査した1996年4月~1997年6月までの15か月間で受注した5社計7,132本中711本の未放送が判明した。CM未放送問題により、毎年8月開催の「24時間テレビ」では、1999年のチャリティー活動に参加できず、ローカルニュースとチャリティー告知の一部を差し替える以外はあくまで「ひとつの番組」として日本テレビ発の内容をネットするのみだった。同局舎前で毎年開催されるイベントなども一切自粛され、県内各地での街頭募金も規模を縮小して行われた。また募金の告知コマーシャルも、予め録画した物に差し替えられる等局としての対応を取った。
「ズームイン!!朝!」と「ズームイン!!サタデー」における静岡からの中継についても、日本テレビ側でスタッフを用意し、あくまで日本テレビが静岡から中継を入れるというスタンスであった。ただし事件取材についてはNNNの資格停止にはなっていなかったこともあり、SDTのアナウンサーや記者が顔出しリポートすることもあったが、取材局名は出ず「静岡」とだけ表示された。本社社屋には3つのスタジオが存在する。開局時から稼動していたAスタジオ(技術棟)、増改築により拡張された事務棟1階に作られた「半オープン形式」の情報センター(Jスタジオ)、そして開局20周年を記念して本社社屋裏手の旧駐車場に建設されたBスタジオである。Bスタジオについては地上デジタル放送関連設備投資の見通しが立つまでの間、Aスタジオの機材をBスタジオに移設(サブ=副調整室はAサブを使用)して対応していた(この時点でAスタジオは通常使用を中止)。その後、デジタル放送関連設備投資の中でBスタジオ内およびBサブの機材がHD対応に更新され、Bスタジオは完全な形で運用されている。
なお、AスタジオおよびAサブは現在休眠状態になっている模様である。もっとあぶない刑事の静岡ロケ(第18話「魅惑」、第21話「傷口」)に特別協力し、旧静岡市内及び旧清水市内にてロケを行った。また第21話ではSDT社内でのロケも行い、劇中に登場するローカルニュースのシーンに当時同社アナウンサーだった嬉須海加奈子を(エキストラ扱いで)出演させた。火曜サスペンス劇場で静岡を舞台としたドラマが放送されたことがあり、その際キャストの1人がSDT社員という設定が組まれ、当時のAスタジオなどSDT社内でのロケもあった。平成ガメラ3部作「ガメラ・大怪獣空中決戦」に特別協力、アナウンサー田辺稔が劇中ニュースに「地元局のニュースキャスター」役で出演。また映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001年)にも協力し、田辺稔、細野俊晴、竹内朱実のアナ3名がガメラ同様「地元局のニュースキャスター」として出演している。箱根駅伝中継では毎年芦ノ湖のゴール地点の放送機材を担当していたが、2006年に固定中継点映像(2007年より中継映像すべて)のHD化により東京の技術会社(テレテック)の中継車を使い中継技術を担当している。
子会社にはSDTエンタープライズ(旧:静岡第一ビデオ)、DIプロ(SDTエンタープライズからSDT社内技術部門を分離)がある。そのSDTエンタープライズは、テレビ静岡をネット局に持つフジテレビジョン系列の情報番組「エチカの鏡」で技術協力を行っている。ニュース速報(地震速報・気象情報も同様)は「SDT」で表示され、「NNN」は使用されない(但し、日テレNEWS24放送中は除く)。速報テロップは、他のNNN系列局とは異なり同局独自のフォント(特に地震速報)が使用され、速報音は無い。在静の民放各局は、各ニュースネットワークに対して、海外支局の運営(テレビ静岡、静岡朝日テレビ)や、既存支局への記者派遣(静岡放送)を行っているが、静岡第一テレビに限っては、定期的な記者派遣や支局運営などを行っていない。これはもともとNNNには古参・先発局が多く、同局が活動・協力する余地が少ないことも関係していると思われる。