2011年4月30日土曜日

滋賀県では突出して盛んなスポーツはなく

2008年にバスケットボールbjリーグの滋賀レイクスターズが設立されるまでは滋賀県に本拠地を置くプロスポーツチームは存在しなかった。高校野球でも近畿勢で唯一優勝経験がない(高校野球#滋賀県の甲子園制覇参照)。一方で近年サッカーのレベルが向上しており、2005年に滋賀県立野洲高等学校が全国高等学校サッカー選手権大会で優勝を果たしている。滋賀県本拠地のサッカークラブとして、日本フットボールリーグ(JFL)に、強豪SAGAWA SHIGA FC(本拠:守山市)と、Jリーグ参入を目指すMIOびわこ草津(本拠:草津市)が存在する。他に、栗東市には日本中央競馬会の栗東トレーニングセンターが所在する。滋賀県ではびわ湖環境ビジネスメッセや滋賀ビジネスパートナーといった経済イベントが開催されている。滋賀郡は、近江国・滋賀県にあった郡。消滅直前となる2006年3月19日の時点で、以下の1町のみで構成されていた。2006年3月20日に志賀町が大津市に編入したため消滅した。

滋賀の地名の由来については諸説があり、「石の多いところ」を意味する「シカ(石処)」に由来するという説や、砂州または低湿地を意味する「スカ(砂処)」に由来するという説がある。他地域の「シガ」という地名も石の多いところを指していることが多いことから、滋賀は「石の多いところ」を意味する「シカ(石処)」に由来するという説が有力と考えられている。砂州または低湿地を意味する「スカ(砂処)」に由来するという説は、琵琶湖沿岸の低湿地を指しているとされるが、滋賀県以外の全国各地の「シガ」の地名で「スカ」から転じたと考えられるものはなく、滋賀だけが特別な例となるために考えがたいという意見もある。明治維新により幕府領・旗本領に大津県が設置された後、廃藩置県によって各藩は県に移行し、1871年11月22日、大津県(滋賀郡・蒲生郡以南)と長浜県(高島郡・神崎郡以北)に統合された。翌1872年、1月19日、大津県が滋賀県に、2月27日に長浜県が犬上県にそれぞれ改称され、9月28日に両県が合併し、近江国と領域を同じくする滋賀県が改めて成立した。

本庁舎は大津に置かれたが、西に偏在しているため、近江国最大の城下町である彦根も候補に上がった。1891年と1936年の2度、大津から彦根への本庁舎移転運動が起こったことがある。なお1876年8月21日から1881年2月7日までの4年半には、現在の福井県嶺南地方を編入し、滋賀県が若狭湾に面していた時期もあった。以下の13市3郡6町がある。(町はすべて「ちょう」と読む)江戸時代には江南(現在の湖南)・江西(現在の湖西)・江東(現在の湖東・湖北)に3区分されていたが、明治時代以降、琵琶湖を中心に湖南・湖東・湖北・湖西に4区分するのが一般的となった。この4区分以外に区分される場合もあり、例えば滋賀県では7地域に細分化している。各々に属する自治体は以下の通り。なお郡は、1878年の浅井郡の東西分割と1897年の西浅井郡の伊香郡編入以外は、大宝律令以来の郡名・区画が昭和の大合併期までほぼ踏襲されていた。京阪に近い交通の要衝であり、平野部も多いため古くから開発が進んだ。

京阪とのつながりが強く、現在は通勤圏として「滋賀府民」の多い地域となっている。甲賀は忍者と製薬、信楽焼の里として有名。滋賀県庁とは、地方公共団体である滋賀県の執行機関としての事務を行う役所である。面積の6分の1が琵琶湖で占められている滋賀県では琵琶湖との共生を目指した環境政策を推進しており、県庁部局に「琵琶湖環境部」を設置して環境保全政策に取り組んでいる。行財政改革の一環で2009年3月31日付けで各地域に設置されていた地域振興局(出先機関)を廃止し、各分野の事務所を主要地域に設置している。滋賀県立びわ湖フローティングスクールは、滋賀県在住の小学5年生などを対象にした学習船「うみのこ」を運営する県の機関。事業主体は滋賀県教育委員会。滋賀県内の全ての小学5年生が学習船「うみのこ」(湖の子)に乗船・航海し、宿泊をともなう教育を実施している。郷土への理解や対人・協調関係を養う「ふれあい体験学習」のほか、琵琶湖を教育の場所としていることから、同湖の環境を主なテーマとした「びわ湖環境学習」を行っている。

なお、複数の学校が同時に乗船・航海し、他校の児童と混合したグループ分けを行った上で体験学習を行う。このほか、「琵琶湖・淀川流域小学生交流航海」として、他府県の小学生を含めた航海を行うこともある。運営はびわ湖フローティングスクールのスタッフのほか、「湖の子」サポーターや食育「湖の子」守り隊など、市民ボランティアが組織され支援を行っている。船内の旅客施設は、主たる利用者である小学5年生を基準としたサイズで設置されている。各室定員20名の宿泊室(大部屋)、学習室、食堂(定員110名)、会議室、見学室など船内設備のほか、カッターボートを搭載。また、バリアフリー設備として車椅子用の搭乗リフターやエレベーターが設置されている。運航は琵琶湖汽船が受託している。当船は就航25年を経過したことから船舶の代替が検討され、基金が設けられているほか、ふるさと納税を活用した寄付のための条例を設けている。滋賀レイクスターズは、滋賀県を本拠地として2008年より日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)に加盟しているプロバスケットボールチームである。

運営母体は株式会社滋賀レイクスターズ。滋賀県に本拠地を置いた初めてのプロスポーツチームであり、同県では現在なお唯一のプロスポーツチームである。チームスローガンはShoot for the starsで、コンセプトは「勝利のために、湖国の星を目指し、そしてブースターのためにシュート!」である。チームカラーは琵琶湖を象徴する青(レイクス・ブルー)で、マスコットキャラクターも漫画家の長田悠幸が応募した作品で、ビワコオオナマズがモチーフの「マグニー」である。背番号は2008年8月8日生まれで、最大マグニチュード88のエネルギーを持つことから88。試合会場に現れるほか、滋賀県内の保育園、幼稚園を訪問したりもしている。アリーナDJはガンバ大阪と兼任している仙石幸一で、日程が重なった場合はガンバ大阪を優先する。この場合、西田育弘が担当する。チアダンスチームはレイクスチアリーダーズ。結成以降、地元テレビ局のバックアップ等もあって、経営収入および入場者数は安定して増加しており、リーグ加入3年目で球団経営が初の黒字化の見通しとなった。2010-2011年シーズン終了現在、協賛企業が286社とリーグ1の規模を誇る。