5:55からの途中飛び乗りである。ちなみに、5:25~5:55はテレビショッピングや天気予報などを放送している。ただし、緊急でフルネットする場合がある。石川県の視聴者から『めざましテレビ』の放送開始時間に関する要望(フルネットを希望する声と思われる)が寄せられることもある。反面、土曜日版の『めざましどようび』は6:00スタートのフルネットとなっている。北陸3県で唯一フジテレビの10時台の情報番組をネットしていない。2008年4月7日からはこの枠で、自社制作のローカルワイド『石川さん情報Live リフレッシュ』の放送がスタートしていることから、今後もこの番組がネットされる可能性は極めて低い。ただし、2011年3月14日から16日までの間は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)関連の内容に変更したため臨時ネットを行った。また、『スパイスTV どーも☆キニナル!』で放送されていた『キッチン de SHOW』などのコーナーも関西テレビと同様に一切放送していなかったが、2009年4月より『キッチン de SHOW』のみ同番組が終了した現在でも毎週水曜・木曜日に放送している。
月曜19時台はフジテレビ系列におけるゴールデンタイムでのローカルセールス枠である。2005年度には自社制作番組(『千客万来!ほのぼのマンデー』)を放送していたが、2006年度から当該2番組間で枠交換することにより、月曜19時台のフジテレビ同時ネットを再開した。自社制作番組(2006年7月から2007年6月に月1回『石川テレビハイビジョンスペシャル「時をつなぐ」』を放送)が放送されたことがあったが、現在は原則差し替え放送をしていない。 『めざましテレビ』、『めざましどようび』、『ニュースJAPAN』、『ニュース&すぽると!』、『FNN石川テレビ朝刊』、日曜夜の『FNNニュース』の6番組においては、ローカルニュース枠は設定されておらず、これらの時間帯は通常は東京からのニュースをそのまま流しているが、突発的な事件や首長選挙があった場合はローカルニュースを放送する場合がある。その場合はニューステロップが通常のローカルニュースと一部違うものが使用される。
石川県の民間放送局では自社制作番組の比率が一番高く、不定期の特別番組も多く制作されている。石川テレビでは中日新聞社との関係が強いため、東海地方を地盤とする企業からのCM出稿が多い。また、特徴としては結婚式場、ブライダル事業関連(ブライダルサロンなど)のCMが多い点にある。また、徳島製粉のCMが時間帯を問わず放送されている。ACジャパンのCMが石川県のテレビ局の中で、フィラーCMとして最も多く放送されている。なお、2007年の新潟県中越沖地震の際には、報道特別番組放送後に、ACのCMが2分以上放送されたことがある。かつて、同局の自社制作番組である『歌のホームラン』で使用された着ぐるみの名前は「ユーちゃん」。同局のマスコットキャラクターでもあった。当時は石川県内唯一のUHF局であり、チャンネルがダイヤル式のテレビで視聴している家庭がほとんどで、県内の多くの視聴者は同局のことをITCや石川テレビではなく「Uチャン」と呼んでいたことがある。
このためか、『ザテレビジョン』などの一部テレビ雑誌やニュース速報の表示などを除き、略称であるITCを使う機会はほとんどない。中央競馬の場外馬券売り場のない石川県において西日本地域限定の競馬番組『競馬beat』をネットしている(ネット開始当初は『ドリーム競馬』。富山テレビおよび福井テレビも同時期にネットを開始)。なお、放送されるレースは原則として関西テレビに準ずる。アーティストのPVは著作権保護のためにウォーターマークを入れて放送することが通例だが、石川テレビの音楽番組などでは番組名などのウォーターマークを挿入しないで放送されることがほとんどである(なお、北陸放送の『プッチM』では番組名と放送局名のウォーターマークが二重に入っている)。それ故、同局で放送された映像がYouTubeなどの動画投稿サイトに投稿され、悪用されるケースが少なくない。株式会社エフエム石川は、石川県を主な放送対象地域とする放送局である。北國新聞社・中日新聞社が出資していることから、ローカルニュースは『北國新聞ニュース』と『北陸中日新聞ニュース』の2本が『FM石川ニュース』として放送されている。
通常ローカルニュースを優先するため、世間の関心が高い全国ニュースは後回しにされることが大半であった(例としてはライブドア事件や村上ファンドに関連した事例)。なお、2008年7月より原則全国ニュースをトップニュースにする形態に変更した。1970年代の後半に、当時の郵政省は北海道・宮城・静岡・広島の各地域に当初割り当てられていたFM放送のチャンネルプランを修正し、1979年(昭和54年)5月16日、愛媛・長崎の各地域とともに石川県にFM放送用周波数が割り当てられた。石川県以外の道県では、割当てがあってから順調に県域FM局が開局されたが、石川県は3局目民放テレビ局(現在のテレビ金沢)の調整に難航した他に、長年石川県のマスメディアにおいて対立関係にある北國新聞社と北陸中日新聞(中日新聞社北陸本社)との主導権争いも影響して(同様の例としては、岐阜エフエム放送での設立をめぐって岐阜新聞社と中日新聞社との対立も挙げられる)、県域FM放送局開局は約10年先送りとなった。
また、開局時期で隣県の福井・富山両県よりも5年後塵を拝した。そのため、エフエム石川開局の1990年4月1日まで、石川県ではFM福井、FMとやまなどを聴取するリスナーが多かった。開局後も聴取できなくなったわけではないのでエフエム石川がネットしない番組あるいはエフエム石川で流れない楽曲を聴くため等の選択肢として使い分けられている。逆に富山・福井両県でも同じ事が言える。長年、対立関係にある北國新聞と北陸中日新聞は新聞販売の面だけでなく、イベントの主催や放送局の設立にまで確執があるとされている。 放送局においては、このエフエム石川では互いにニュースの配信を受けるだけでなく、両新聞のイベントに関わりを持っていることが多い。また、両新聞のコマーシャルや両新聞のカルチャーセンターの宣伝も多く放送されている。エフエム石川は、北國新聞社のホームページには北國新聞グループの友好法人として掲載されている。また、中日新聞社も北國新聞社と同比率で出資(2009年4月時点での出資は両社とも10.0%)しており、北國新聞系列の学校法人金沢学院、中日新聞社系列の石川テレビ放送と共に筆頭株主となっている。
これまで北國新聞系列ではテレビ金沢の番組宣伝や『24時間テレビ』の開催告知を行う反面、北陸中日新聞系列では石川テレビの新作ドラマ(『月9ドラマ』や『木曜劇場』など)が開始になる場合は編成担当者が出演して宣伝していた。なお、最近は両局とも表立った宣伝は行わず、北陸放送(ラジオ部門では競合関係にある)の番組宣伝が不定期に放送されている。隣県のFMとやまやFM福井と比較するとCMの放送量は少ない。また、石川県内のコミュニティ放送局と比較しても放送量は少ないのが現状である。番組提供する企業がエフエム石川から撤退して北陸放送に移行するケースも少なくない。